恥ずかしいビデオ

いい歳して、未だに注射が嫌いだ。
特に、かわいい看護婦さんには要注意。
鼻の下を伸ばしていると、若さゆえの未熟な腕に痛い目をみることになる。
で、ロイ。
昨日の夕方、２度目の予防接種を受けた。
ウィーンに来てから初めての注射だからさぞかし泣き叫ぶだろうなあ、と想像していたが…。
やっぱりいましたかわいい看護婦さん。パツキン碧眼の日本人好み（いや、単なる個人的な好みだが）。
「やばいぞロイ、痛いぞ」
父の心の叫びを無視して、看護婦さんの胸の谷間に顔をうずめるロイ。
「やるな、お前」
「あんたの子だもん」
ロイの小狡い目が光った（ような気がした）。
天罰が下るかと思いや
注射針を振るったのは、ベテランの女医さん。

看護婦さんの腕の中でウハウハしているロイの背後から、臀部にブスリ。
キャインとも、ガウとも鳴かないまま、あっという間に終了してしまった。
あんな美味しい思いができるんなら、俺だって注射されたいよ。
やっかみついでに、ロイの恥ずかしいビデオをひとつ。

「ベテランの女医が若いロイを弄んでいる」図ではない。
生後３カ月になるのに、まだ片方の金玉が降りてこないロイを触診している。
「恥ずかしいだろ、ロイ」
「父ちゃん、うらやましいのか？」
この親にしてこの子ありか…。ＢＹニック

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